フットサルの勉強も

 

イメージ 1
ダイヤモンド型
初心者と経験者の混成チームなど、メンバーの個人技に差がある場合はこの形になると思います。トップAとバックDのキープ力、両サイドBCの豊富な運動量が必要となる形なので、トップAとバックDに経験者を置き、両サイドBCには初心者を含む残りのプレーヤーで回すのが現実的でしょう。経験者が1人だけの場合は、攻守両面の要であるバックDにします

 強力なトップAがいるチームやカウンター主体のチームもこの形になると思います。守備時は両サイドが自陣まで戻り、攻撃時はトップAにボールを渡して、サイドがスペースに走り込みます。

カウンターが出来ないときには、後ろの3人でボールを回しながらピヴォに当てたり、トップAの作ったスペースに走り込んだりする隙をうかがいます

 トップAがキープできないと、相手は安心して前線からプレスをかけてくるので押し込まれてしまいます。その結果、苦し紛れのロングパスを連発するようになるというのが一般的な負けパターンです。
 
コンサドーレ札幌U-12は ダイヤモンド型のフォーメーションを起用していました。
 
 
イメージ 2ボックス型
 
基本的には遅攻のスタイルで、メンバーそれぞれに安定したキープ力が求められます。

 ゲーム展開としてはダイヤモンド型の遅攻と同じく、絶えずポジションを入れ替わりながら相手のマークを混乱させ、ディフェンスの隙をうかがいます。4隅に展開することでダイヤモンド型に比べてスペースを広く使えるという意義がありますが、その分だけ運動量は多くなります。

 前の2人が相手DFの裏に留まっているだけだと、いわゆる中盤の空いた、間延びした形になり、パスコースも限定されてカットされやすくなります。特に後ろ2人が相手に詰められているときにサポートが無いようなチームは、自然とディフェンス時間の長い、苦しいゲーム展開になります。

 もちろん、裏へ走ることで全体を押し上げることも必要ですが、裏のスペースが無くなったら次はサポートに戻ってくることも考えなければいけません。つまりこの形では前線2人のバランス感覚と運動量がポイントになってきます。
 
 結局はトップを置くか否かが2つを使い分けるポイントになると思います。前線でのボールをもらう動き、キープしてからのパス、振り向いてのシュートといったプレーが得意な選手がいればトップに起用すればいいでしょう。

 ダイヤモンド型といっても、実際には両サイドが引いている形、つまり後ろ3人にトップという考え方のほうが上手くいくと思います。相手の寄せが速い場合には、バックから斜め前方にいるサイドへパスしても、ターンして前を向く瞬間にカットされたり、パスを直接カットされて即1対2の形を作られるようなことが多々あります。

 逆にパスコースの角度を広げられると、ディフェンス側はやりにくくなります。ボックス型では最後尾の選手がボールを持っているとき、逆サイドに一人がフォローについているためにパスコースの角度は広くなっています。同様にダイヤモンド型でも片方のサイドがフォローに戻らないとパスコースの角度は狭くなり、相手の対処しやすい単調な攻撃になる恐れがあります。
 
 
試合を観戦するときに 他のチームの試合をみる時に どのような形でやっているか考えてみるのも勉強になると思います。FP4名の四角形がひし形になっているのか正方形になっているのか四角形の形を常にみていると勉強になるような気がします。そのためには上から観戦しないとわかりませんが・・・。